麻酔科
7月から3ヶ月間ほど消化器内科を回って,10月からは麻酔科を回っている.
消化器内科では夜な夜な病棟の患者さんの腹部エコーをやることで,なんとなくだけれどエコーをやることに抵抗はない程度までは出来るようになった.
麻酔科では何を勉強したらよいのかな.
最初の2週間はなんだか時間が過ぎていくだけであまり余裕がなかったけれど,徐々に慣れてきたのと病棟がないために呼び出しがないので,夜は勉強の時間に充てられるのが嬉しい.
この機会に抗生剤と輸液はしっかり勉強したいな.
読みたい本はたくさんあるのだけれど,出来るだけ絞って繰り返し読みこなして,あとは実践で覚えるのを徹底したい.
今のところ,抗生剤の勉強は順調かな.
ブログとかをみていて
マッチングが終わったときには
「●●(←ある東北地方)には行きたくなかった.田舎は無理.」
「結果は結果,決まった病院が自分にとって最良の病院です.(当人は都内の第一志望の病院にマッチ.)」
と書いている医学生のブログを見た.
その日記をみている第一志望にマッチできなかった同級生もたくさんいるのに.
あるいは「この世の中は不景気ですが,医学生は売り手市場なので就活はラクです.」とも書かれてある.
たしかにそうした風潮はあるのだが,その日記をみている同級生の中には,
家族が職を失って経済的に苦しくなっている人だってもしかしたらいるのかもしれないのに.
その日記には,しょっちゅう海外国内を含めて旅行に出かけている内容が記されていたりもする.
飲み会ではじけすぎて店を出入り禁止にされたことを楽しげに書いてあったりもする.
(実際,ホントに激しく飲んで店を荒らして帰るんだよね.それを楽しいと書くのはどうなんだ.)
なんつーか,俺も他人のことはいえないけれど,感覚がずれている気がするんだけどな.
テレビを賑わす政治家の諸問題だって,感覚がずれている気がする.
ある先生のブログには「庶民感覚」って書いてあったけれど,
感覚のずれに気がつかないと,知らないところで誰かを傷つけたり失敗したりすると思うんだけどな.
まぁ俺もずれているんだろうけど.
気をつけなくちゃ.