こんな医者

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050114-00000071-kyodo-soci
ネット巡回中に発見した記事。

最近じゃあ数年前に比べて誰でも気軽にネット上で日記を公開できるようになっているが、医者をやっている方のサイトも多く見かけるようになった。
けれども時には「(その内容が明らかによい影響を及ぼすことはないであろうという悪い意味で)オイオイ、こんなこと書いていいのかよ」と思うような内容を大っぴらに公表している日記に出会ってしまうこともある。

たしかに反論があるかもしれない。「ココは私個人の領域だから仕方ない側面もある。それに『誤解を招く発言もあるかもしれません』とちゃんとトップページで表記してあるし。だから問題はないのだ」と。もしもこんな発言をする人が医者だったら、やはり医師としてはふさわしくないと言わざるを得ないと思う。だって「明らかな」誤解を生むような内容を書いて一体誰が得をするというのだ。(注:もちろん、医師を目指す人や医療従事者の役に立つ内容であって、それが一般の人に「誤解」されてしまうような内容もあるだろう。でもココでいう「明らかな誤解」というのは、これとは別の話です。)

どの大学でも医学部校舎の近くには大学付属病院がある。大学病院行きのバスには必ず患者さんが乗っている。そこに学校帰りの医学生が乗り込んだとして、「(あぁ今日のテストはやばかった、という友人に対して)えっ、でも試験さえ通ればいいじゃん」とか「今日の解剖は○○で××で〜〜〜」なんて発言は当然ご法度である。それを聞いた周囲の乗客の心中を察すれば、その理由はおのずとわかるだろう。
このバスの中の会話については大学入学時のガイダンスできつく注意された覚えがある。「えっ、なんでこんなこと言われるんだろう。そういった価値観というのは注意されなくても自ずと身につくものではないか?」と思ったことを俺は良く覚えているのだが、それでもやはり学生の何人かは「危険発言」を犯すらしく、大学に苦情が来ることもあるそうな。

冒頭の医者。学生ですら発言にはある程度注意しながら日常生活を送っているんだ。(いや、医学生になる以前からそんな善悪の判断が身についているのは当然のことだと思うが。)
医者であるならなおさら、という気がするのは俺だけではないはずだ。
まぁでも結局医者だって人間だ。気が効かないというか想像力の欠如というか、とにかく、そいういう医者もいるわけだ。
ホント読んでいて腹立たしい記事だったなぁ。