妄想

で、彼女とはそのあと終点まで一緒だった。
終着駅が近くなってきた頃に
俺「あ、さっきはオバサンって言ってごめんね」
なぁんて言ってみたら
美人「えっ、私のほうこそすみません。迷惑かけちゃって…。」
俺「迷惑だなんて、そんな風に思ってないっすよ。結構お疲れなんですか?」
美人「えぇ〜、まぁ仕事で。」
俺「あぁ〜そうなんですか。大変ですね」
美人「(あなたも)今日はお仕事ですか?」
俺「いやいや、俺はまだ学生ですよ。冬休みです」
美人「へぇ〜いいなぁ。私も学生に戻りたいなぁ。」
俺「あはは(笑)今日はこれから上野のほうをブラブラしようかと思ってるんです。」
美人「えっ、ホントに!私も今日はたまたま休みでこれから上野に行くんです。アメ横とか好きなんです」
<以下続く>
みたいな会話が続いて、彼女と仲良くなってしまった、なぁんてことがあったらいいのになぁって、隣にいる彼女と俺の今後についてあれこれと終点の駅まで考えていた。