嫌な人

今日、病院へはバイクではなく電車で行った。その帰り道でのこと。
地元の駅に着いて、立ち食いそばでお腹を満たしてから店外に出ると、
女子高生が4人、パンチラするかしないかの絶妙な角度で座り込んでいる。
その横の駅構内のコンビニの前では、タバコを吸い、吸殻を床に落とし、缶ビールを飲む30歳過ぎの男性が4人がいた。
駅の館内放送では「喫煙所以外では終日禁煙です」と流れているにも関わらず。
で、駅員に注意するように促してその場を後にする。
見てみぬ振りをするなんて職務怠慢であろう。
大人も子どももモラルなんてあったもんじゃねぇ。

マクドナルドへ寄る。
「左からお並びください」の掲示にしたがって並ぶ俺。
その掲示の内容を読み、さらに俺が並んでいることを知りながらも右から入って割り込んだおじさんの注文を聞き始める店員。
文句を言うと即座に違う店員がでてきて俺の注文を聞く。
それで解決する問題ではないだろう!

電車の中では車両の連結部分でドアの開け閉めを繰り返して遊ぶ小学生。
注意をすると黙ってやめる。ウンともスンとも言わない。
席に戻ろうとすると既に誰かが座っている。
ケータイで延々としゃべり続けるOL。
「切れ」と言うと「今電車なんだごめん」と言って切る。
なぜ車内で電話をするのか。勝手に自分の世界に他人を引きずりこまないでほしい。ここはお前個人の部屋ではない。
ほとんど聞き取れないほどのアナウンス。
もはや、数分おきに聞こえる騒音にしか聞こえない。

不協和音。

たまに電車で出かけると不快になることが多すぎる。
だから電車は嫌いだ。

街中に出て不快になる回数が確実に数年前よりも増えた。
俺の感受性の問題なのか?
いや、社会が変わったのか?
(でも数年前と比べて確実に街はうるさくなった気がする)

駅ビルの文房具屋へ入る。
赤いチェックシートとペンを買おうとしたら、あいにくペンは袋の中に入っていて太さがわからない。
店員さん(←バイト君)に頼んで中身を出させてもらい試し書きをする。
するとあまり書き心地がよくない。
突然「このペンは少し書きづらいですね。こちらのオレンジ色のボールペンを使うと、極細ですし、赤のチェックシートでも消えますよ。ほら、こんな感じに。」とバイト君が言った。さらりと。
そのオレンジ色のペンを買うことくらい俺も店に入ってからずっと考えていたが、バイト君の気づかいに荒んだ俺の心は打たれた。
レジで商品を買った後に「ご丁寧にどうもありがとう」と一言言うとバイト君は笑顔になった。

明日も頑張ろうと思う。